看護師とストレス

看護師とストレス

「正直者は損をする」と言いますが、真面目な人ほどにストレスを貯めこんでしまいますし、いくら頑張っていても人から評価を貰えないのは辛いものであります。

例えば、看護師として働いていて、普段から手を抜かず頑張っているとします。

対照的に同僚の看護師にはやる気がみられず、普段から手を抜く事ばかりを考えているとしても、上司の評価が変わらない場合もあるのです。

私が看護師として働いていた時の話しですが、先輩看護師のAさんは、患者の事をよく考えており尊敬出来る先輩でしたが、Aさんの同僚であるBさんは、普段から手を抜く事ばかりを考えており、看護師としても人としても尊敬出来る部分が見当たらなかったのです。

しかし、Bさんは看護部長と仲がよく、どの様な態度であろうと叱られる事はなく、その分のしわ寄せがAさんに回り、別段悪いと思えない様な時にでも口うるさく注意されていたのです。

他の看護師は皆、Aさんが努力しているのを知っていたので、ストレスがたまらないのかと不思議に思っていました。

看護師とストレス(後半)に続きます。

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看護師とストレス(後半)

ある日、Aさんがとても体調が悪そうな日があり、話しを聞くと風邪を引いてしまったそうです。

体調を管理するのも看護師としての務めといっても、看護師も人間ですので、いくら気をつけていても、体調を崩してしまう事もあります。

Aさんは明らかに顔色も悪く、熱もある様でしたので、なるべく私たち他の看護師がAさんの負担を減らそうと頑張ったのです。

それでも、Aさんは気丈に働き、患者の前では体調が悪い素振りなどを毛ほども見せなかったのですが、流石にナースステーションでは、力が抜けている様でした。

その日はBさんもシフトに入っていたのですが、いつもの様に適当に働いており、あきらかにAさんの方が仕事量をこなしているのでしょうが、あろう事か、「体調管理が出来ていない看護師がいると、周りに迷惑がかかるわね」などと言い出したのです。

Bさんは、先日体調不良を理由に休んだばかりですが、どの口でその様な事をいうのでしょうか。

流石に人ごとながら頭に来ましたが、先輩ですので私が言い返すわけにはいきません。

後日、Aさんに、どうしてBさんの様な人を放っておくのか尋ねたところ、「ストレスが溜まって寿命が縮んだ嫌だから、人は人で私は私だと割り切っている」と話していました。

さらには、「看護師はストレスの溜まる仕事だから、皆独自のストレス解消法をもっていて、Bにはそれがストレス解消法だと思うし、許してあげている」と言っていました。

Bさんの方法は決して褒められたものではありませんが、看護師として目から鱗が落ちる思いでした。